小児矯正・口腔育成

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当院の小児矯正・口腔育成について


子供の不正咬合について

現在、成長段階の約75%の子供に不正咬合があると言われています。

不正咬合は遺伝の場合もありますが、何かしらの口腔習癖が原因である事が多く、できるだけ成長期の早い段階でその不正咬合を引き起こしている原因を取り除く事で改善が期待できます。


不正咬合の原因にはどのようなものがあるか?


  • 口呼吸
  • 舌の突出
  • 間違った飲み込み癖(逆嚥下)
  • 指しゃぶり
  • 唇や舌の咬み癖
など
このような口腔習癖がお子様の顔や顎の正しい成長を妨げ、乱れた歯並びの原因となると考えられます。


子供の不正咬合の治療方法について

2つの治療方法を導入しています


小児矯正2つの治療
あさひ歯科では、不正咬合のあるお子様向けに①(3才~対象の)Vキッズと②(5才~8才対象の)トレーナーシステムによる2つの治療方法を導入しています。

当院で行っているお子様向けの不正咬合の治療方法は、成長段階で行う治療方法であるため、対象年齢はおおよそ3才〜8才が目安となります。あくまで目安ですので、実際はお子様一人一人の発達状況などを考慮して判断します。

早期治療をおススメする理由

3才〜8才と成長の早い段階で不正咬合の原因を改善する事で、お子様が本来持っている自然の成長を促し、顔や顎の発達を改善していきます。

成長期を過ぎてから矯正を行う場合は、一般的にワイヤーやアライナー型矯正装置などの歯に力をかける治療が必要となります。
圧力をかけて歯を動かすので歯の根っこの吸収が起こったり、抜歯が必要になる場合もあります。抜歯をすればアーチが狭くなるので舌が正しく収まらなくなり後戻り等の原因にもなります。

できれば、そのような歯に力をかける矯正治療が必要とならないように、早い段階からアプローチし、噛み合わせや歯並びを改善していくことをおススメします。


3歳から始めるVキッズ治療

Vキッズ
『Vキッズ』は3才から使える、取り外しができる『口腔機能育成装置』です。
乳歯列期の時期に使用することで、お子さま自身の成長する力を引き出すサポートをします。

Vキッズで期待できること


  • 即効性でお口の中を広くし、​呼吸をしやすくします。
  • 子ども自身で咬んで負荷をかけ、成長する力のスイッチを入れます。
  • 歯並びが悪くなるのを予防します。
  • 運動能力、理解力のUP! 姿勢が良くなる!

Vキッズ診療イメージ
​Vキッズは口腔機能育成装置です。
3・4・5才で使うことによって、お子さま自身の成長する力を引き出します。

お口の中を広くすることで、身体が年齢に合った成長に追いつき、「歯ならび」「咬み合わせ」の改善だけでなく、「運動機能や理解力」「発音」など、お子さまの健康的な成長をサポートします。


Vキッズの費用・料金について

▼Vキッズ価格
基本コース 2年
<前歯の永久歯が生えてくる前までが使用対象期間です>
85,800円(税込)
定期診察 2,200円(税込)
Vキッズ調整代金 1,100円(税込)
再作製代金(紛失などの場合) 16,500円(税込)


Vキッズの詳細はこちら




5歳からのトレーナーシステム


トレーナーシステムで何を改善するか?


  • 上顎の正しい位置に舌を置くようにします
  • 乱れた歯並びの原因となる間違った嚥下(食べ方・飲み込み方)を改善します
  • 口呼吸ではなく鼻呼吸が出来るようにします

間違った口腔習癖を除去する事で、悪い歯並びを改善して顎の発達を促進させます。
舌、頬、唇の機能が歯の位置に影響を与えるので、正しく機能するようにトレーニングします。
正しい飲食の方法や呼吸方法を行うことで、歯や顎の正常な発達を促します。

トレーナーシステムの効果を出すために

トレーナーシステムイメージ
トレーナーシステムをより効果的にするためには、治療するお子様や保護者さまの協力や努力がかかせません。
決められた内容を毎日コツコツ継続することが大切です。

トレーナーシステム治療においてのお願いごと


  • 日中1〜2時間と夜間就寝時に必ず毎日使用するようにしてください
    (お子様の頑張りも大切ですが、ご両親のサポートがとても重要です)
  • 月に一度必ずチェックに来院してください
    (写真を撮ったりして正しく使用出来ているかを確認して、お子様にあったアドバイスをさせていただきます。毎月チェックに来ているお子様の方がアドバイスが出来て改善もできるので、効果も出やすいです)
  • 今後はえてくる永久歯の状態を確認するためにレントゲンを撮らせていただく場合があります


矯正だけでなく「口腔育成」にも力を入れています。

当院では、「矯正」「小児矯正」治療だけではなく、その前段階である「口腔育成」に力を入れいています。

最近の小児は、便利な世の中になってきた結果、使わない身体の機能が多くなり発達がスローになったり不十分になってしまう傾向があり、10人に7人は歯並びや口腔に何かしらの問題をかかえているといわれています。
「食べこぼし」や「吐き出し」等の行儀作法の問題と思っていることも、発達の段階での問題である場合も少なくありません。

また、単純に見た目にわかりやすい「横方向の歯並び」のことを心配される方が多いですが、実際は縦方向や空間がとても重要です。空間が狭いため、舌や口のまわりの筋肉が本来の仕事ができず結果的に歯並びの不調和として表れる、これが現代における歯並び問題の大きな要因となっています。

口呼吸について
近年、子供に増えていると言われる口呼吸ですが、口呼吸は早く浅い呼吸の為、十分に酸素が取り込めず、風邪をひきやすい、疲れやすい、落ち着きがないなど歯列咬合不全だけでなく、全身疾患との関連が言われ始めています。

口呼吸になる背景には、生まれてきてからの生活環境や食生活の変化からの顎の発育不全などがあります。これが鼻腔・咽頭・頸部系の成長、全身の成長の問題になっていきます。

口腔育成のサポートをします
当院では「口腔育成」(たべる機能、話す機能、呼吸する機能などを正常を近づけるための訓練)に力を入れています。

口腔育成イメージ


幼少期は身体の急激な成長の変化があり、それに合わせて様々な機能を発達・獲得していくための大事な時期です。特に乳歯から永久歯になる過程で顎は大きく変化します。この時期に顎を正しい位置に誘導することが重要で、健全な成長や正しい呼吸法へ導き、さらには頸部・全身の歪みの改善なども期待できます。

「お口は成長を導き、成長の履歴書となる」などと言われますが、子供たちの健やかな成長の為に、当院としては食育小児口腔育成を通して貢献していきたいと考えています。

バイオセラピー(生物学的機能療法)によるアプローチ

バイオセラピー(生物学的機能療法)とは、歯並びが悪くなった原因を考え・改めることです。
当院では、食事や生活習慣などの悪い癖や問題点などの根本原因を見直し、正しい成長を促すアプローチを重視しています。

当院では成人向けに専門的な矯正治療も行っていますが、成長段階にある小児向けには、テクニカルな矯正治療だけではなく、バイオセラピーの考えに基づき生活習慣や悪く癖を改善し根本的な原因をなくし噛み合わせや歯並びを改善していく治療を積極的に行っています。



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